DTDが与えられ、それに対して完全に適合したXML文書を、妥当なXML文書と呼びます。今回は、XML文書が妥当な文書であるかをチェックする方法について見ていきます。
XML文書が妥当な文書であるかどうかをチェックする方法はいくつかありますが、ここでは以下のサイトを利用する方法を紹介します。
このサイトは、Webの技術標準化を進める国際的な非営利団体「W3C(World Wide Web Consortium)」が運営しており、HTML等の文法チェッカー「W3C Markup Validator」を無償で提供しています。
そのチェッカーで、DTDに記述された規則に沿って記述されているかどうかのチェックも行えます。
ファイルをアップロードしたり、インターネット上に公開しているファイルのURIを指定してチェックすることもできますが、ここでは、XML文書をそのままコピー&ペーストで貼り付けてチェックする方法を紹介します。
「Validate by Direct Input」タブをクリックして下さい。
チェックしたいXML文書をテキストボックスに貼り付け、「Check」ボタンを押下します。
XML文書の構文、ならびにDTDで取り決めた規則どおりの記述になっていれば、「This document was successfully checked as XML!」メッセージが表示されます。
もし何らかのエラーがあれば、以下のような表示となります。
画面を下へスクロールしていけば、エラーの詳細を確認できます。