HTMLとXMLの違い

XMLと同じ、マークアップ言語であるHTMLとの違いについて考えてみましょう。

HTMLは、Webページを記述するためのマークアップ言語です。

Internet Explorer(IE)やFireFoxなどのWebブラウザは、HTML文書の内容を解釈して、文書や画像などのデータを表示します。ただ表示させるだけでなく、文字を強調したり、段落をつけたり、別のWebページへリンクさせるなどといったこともでき、HTMLによって、情報の提供者は、様々な表現が可能です。

HTMLサンプル

HTMLで書かれたWebページは、どのような種類のWebブラウザであっても、文字の強調などの文字装飾や段落など、同じように表示され、Webブラウザによって、表示内容やレイアウトが変わることは基本的にありません。

それは、HTMLで使用するタグは世界レベルで統一されているからです。

これに対し、XML(eXtensible Markup Language)は拡張可能なマークアップ言語であり、データを作成する人がタグを自由に定義することができます。

XMLサンプル

例えば、商品データをXMLで表したい場合は、<商品コード>、<商品名>、<価格>といったタグを自由に定義することができ、それにより、様々なデータを柔軟に管理することができます。