Javaの開発環境が整ったところで、今回はJavaプログラミングの経験がないという方を対象にJavaで「Hello World!」プログラムを作成する方法を説明します。

JDKを使用してアプリケーションを作成するにはJava言語でソースファイルを作成します。

テキストエディタを起動して、以下のソースコードを入力し、ソースファイルを作成・保存してください。なお、ファイル名は「HelloWorld.java」とします。

public class HelloWorld {
    public static void main(String[] args) {
        System.out.println("Hello World!");
    }
}

コンパイル

記述したソースコードをプログラムとして実行させるにはコンパイルという作業を行う必要があります。コンパイルとは、プログラミング言語で書かれたコンピュータプログラム(ソースコード)を 解析し、コンピュータが直接実行可能な形式のプログラム(オブジェクトコード)に変換することです。

早速、上記ソースコードをコンパイルしてみます。
コマンドプロンプトを起動し、ソースコードを保存したフォルダに移動し、javacコマンドを実行します。

> cd C:\Users\user\Desktop\Java\sample\01\HelloWorld.java
> javac HelloWorld.java

ファイル名は大文字・小文字が区別されるので注意してください。
コンパイルが無事完了するとソースコードが保存されているフォルダに「HelloWorld.class」というファイルが生成されます。このファイルをクラスファイルと言います。

Javaプログラム実行方法

javacコマンドによりクラスファイルを生成することでプログラム実行できるようになります。
Javaプログラムを実行するにはインタプリタと呼ばれるソフトウェアを使用します。インタプリタの起動はjavaコマンドを実行することで行います。

> java HelloWorld
Hello World!

javaコマンドの引数には「HelloWorld」という文字列を指定します。この引数に指定する文字列はクラス名と言い、ソースコード上で定義しています。(下記の赤字部分が該当)

public class HelloWorld {
    public static void main(String[] args) {
        System.out.println("Hello World!");
    }
}

ソースコードを記述したソースファイルの名前もクラス名とする必要があります。拡張子は「.java」とします。上述でファイル名を「HelloWorld.java」として保存したのはそのためです。

JavaはWebブラウザ上で動作するJavaアプレットやWebサーバー(アプリケーションサーバー)上で動作するJavaサーブレットなど、さまざまなアプリケーションを作成することができます。Javaでの詳しいプログラミング方法については当サイトの主旨からはずれるため割愛しますが、Javaプログラミング経験がない方でもDOMとはどういったものなのかイメージをつかんでください。

Javaについては下記サイトで解説されています。

Javaから楽しく学ぶ！ゲームプログラミング専門学校
Javaサーブレット開発入門