ここまでは「要素」について見てきましたが、今回は「属性」について見ていきます。
属性は、XML文書の中で、要素に対して付加的な情報を付け加えるために使用されるものです。
詳細の前に、まずは下記サンプルを見てください。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?> <ゲーム所持リスト> <ゲーム情報 管理コード="0001"> <ゲームタイトル>DARK SOULS Ⅱ</ゲームタイトル> <購入日>2013/3/14</購入日> <購入価格>4000</購入価格> </ゲーム情報> <ゲーム情報 管理コード="0002"> <ゲームタイトル>モンスターハンター4G</ゲームタイトル> <購入日>2014/10/11</購入日> <購入価格>5800</購入価格> </ゲーム情報> <ゲーム情報 管理コード="0003"> <ゲームタイトル>ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城</ゲームタイトル> <購入日>2015/2/26</購入日> <購入価格>5800</購入価格> </ゲーム情報> </ゲーム所持リスト>
前回のサンプルでは「管理コード」という要素がありましたが、今回はなくなっており、代わりに開始タグに「管理コード」という記述が付け加えられています。
このように開始タグの中に書くデータを属性(attribute)と言います。
属性は、データの名前をあらわす属性名(attribute name)と、データそのもである属性値(attribute value)により構成します。
<要素名 属性名1="属性値1" 属性名2="属性値2" … >内容</要素名>
属性値は必ず”(二重引用符)でくくる必要があります。(つまり、属性では文字列しか値として持てません。)
要素と属性の使い分け
上記サンプルでは「管理コード」を属性としましたが、別に要素として記述しても問題ありません。
では、要素と属性をどのように使い分ければ良いのでしょうか。それは、目的次第であり、どちらが正しいかということは一概には言えません。
ただ、前述しましたが、あくまで属性とは、要素に対して付加的な情報を付け加えるために使用されるものということは覚えておきましょう。