前回作成したXML文章を、そのままIEで表示させたら下記のようになります。
しかしこれでは、XML文書のソースコードを表示させているだけで、人間が見るのには適していません。データとしての持ち方としては効率が良いのかもしれませんが、それをそのまま表示させるのは無理があります。それを解決するのがXSLTです。
XSLTにより、下記のように見栄えを整えるスタイルシートを作成することができます。
人間が見るのに適したフォーマットに変換、整形する役割を担っているのがXSLTというわけです。
XSLTにより変換したHTML文書にCSSを適用する
ただ、このままではデザイン性が欠けたものとなってしまいイマイチです。
XSLTでもデザインを整えることはできますが、XSLTはXML文書をHTMLに変換するところまでが範疇であり、デザインについてはCSSで整えるのが正しい使い方と言えます。
CSSは、HTMLと組み合わせて使用する言語です。 HTMLがWebページ内の各要素の意味や情報構造を定義するのに対して、CSSではそれらをどのように装飾するかを指定します。
このように、XSLTにより変換したHTML文書にCSSを適用してレイアウトすれば、実務で使える自由なデザインが可能となります。
次回は、ここまでのプログラミング方法について順を追って解説してきます。